アントワープにてアムステルダム行きの電車を早朝ホームで待っていた時のこと。
ベンチに座っていたら、隣にイタリア系マフィアっぽいおじさん40才くらいの人が座ってきた。
コーヒーカップを2個持っている。
ちょっとすると、そのおじさんが コーヒーが一つ余ったからあげるよ と言ってきた。
わりと顔立ちは整っているが、パサパサの革ジャンで、前歯が一本しかなく、ジャンキー的なにおいがプンプンした。
明らかにかなり怪しい・・・
しかも、そのコーヒーカップは、ロゴが一切なく、スーパーで売ってそうな白いプラのコップにただ入れただけという安易さ。
なおさら怪しい・
睡眠薬?いや、毒か?
そして頭の中では 話しかけてくる人は悪い人 というモットーのもと、
もちろん ノーサンキュー ときっぱり断った。
しかし、向こうもなかなか食い下がらない。
これはエスプレッソで寒いんだから遠慮なく飲んでいいんだよ! と笑顔満点で言ってくる。
何かいい人に見えてきた。しかしこっちの負けじとノーサンキュー!と言い放った。
だかやはり 一つ余ってるんだから、お願いだからもらってくれよ~ という。
そこで自分はとっさに、
ありがたくもらって、そのまま飲まないという 考えがひらめいた。
サンキューというと、向こうも安堵の表情を浮かべて いいんだよ 朝は冷えるから飲んでくれ と。
電車がプラットホームに着き、自分がちゃんとコーヒーを飲んでいるか気にしてはいたものの、
軽く挨拶を交わし、電車が来ると自分とは違う両にあっさりと行ってしまった。
若干冷えていたので、コーヒーを一人になったことを確認して、車内で飲んでみた・
そうすると・・・
うまい!!本当においしいただのエスプレッソのコーヒーだった。。。
疑って申し訳ないという気持ちがこみ上げてきたが、きっとこれで良かった。
確かに海外にいる分、必要以上の警戒をしているのかもしれない。
しかし、その警戒を解いた途端にスリに会ったり、詐欺にあったりした人を何人も見てきた。
自分の選択はあの状況では正しかったに違いないと悟った。
しかし、あんなカップに売ってるコーヒー屋があるのかが疑問だった。
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COMMENT
無題
無題
ってか 誰!?
無題
どう考えてもあやしい
外見で人を判断しちゃいけないって言うけれど、
難しい。。
無題
うん、あやしかった。
人を見た目で判断するなというもんだけど、本当だね。