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ブダペスト最終日。
午前中は、宿で知り合った3人で、ブダペストで一番大きい中央市場に行ってきました。
目的はおみやげと鈴木君の誕生日の惣菜探しで行ったのですが、思った以上に規模が大きく、活気があり、久しぶりに日本よりも物価は安かったこともあり見ごたえがありました。
1階部分新鮮な野菜や肉が売られており、特に世界三打珍味といわれるフォアグラは100g1500円という日本にとっては破格の値段で売られていました。
2階部分はハンガリー刺繍の売り場になっており、ここでは民族衣装やタペストリー等が置いてあり、日本人観光客が多くいたような気がします。
中央市場では、鈴木君の誕生日用になす・フォアグラを購入。
自分が帰る昼には準備が終わっていました。
カスタードとアップルパイのクレープ。
なすとフォアグラ炒め。
大人のケーキ。
フォアグラは油が多かったでしたが、予想以上に美味しかったです。
その場に居合わした10人で2時間ほど鈴木君を祝いました。
自分は夜行列車に乗らなければならず、途中で抜け出しましたが
最後は宿の方達が玄関まで自分を見送ってくれたのが印象に残っています。
ご一緒だった方々のおかげでハンガリーは楽しい思い出になりました。
ありがとうございました。
今日はまず、
2本の塔とドームが印象的な聖イシュトヴァーン大聖堂に行ってきました。
この大聖堂の収容人数は8500人におよび、ここには初代ハンガリー王の右手のミイラが保管されています。ドームの周囲は展望台になっており、町の風景が一望できました。
途中、日本料理屋を発見。
こっちは日本!スシ!!と明らかに分かるような外観が特徴なのですぐ分かります。
やはりハンガリーもユダヤを迫害していた負の歴史があり、ドナウ川沿いにはユダヤを追悼する鉄製の靴のオブジェがありました。
その後、英雄広場に行き、全身タトゥーのお兄ちゃんを撮ってあげたら、お礼に撮ってもらった記念写真。手が震えてたのに意外とうまく取れてました。
ブダペスト最後の夜は、ハンガリーの夜景は欠かせないと聞き、宿で一緒になった方と見に行きました。
建国記念日が過ぎたブダペストは静かな町だった。
まず王宮の丘に行き、ここからは街が見渡せることができ、ドナウ川に面する国会議事堂が凄く綺麗だった。
次に、王宮の丘の中にあるマーチャーシュ教会に行ったのだが、ここはいつもの教会と違い、黄色を基調とした色鮮やかな教会だった。
この王宮の丘から見える、ドナウ川にはマルギット島という絵に書いたような孤島があります。
この孤島内は国立公園になっており、
プールのテーマパークもありました。
噴水や四季折々の草花が咲いていたので綺麗でしたが、意外と細長い島で向こう岸まで行くのにかなり疲れました。
これはデアーク中央駅の改札の照明です。やはりハンガリーも電車やトラムには色々な色があって、かわいかったです。
案外知られていませんが、ブダペストはドナウ川を境に、ブダとペストで分かれています。
政治的中心のブダ、商業地として発展したペストです。
そのペスト側にあるアンダンテという日本人宿に泊まりました。
宿に入ると久しぶりの日本語が飛び交い、かなりテンションがあがりました。
その後さっそく市内観光したのですが何か様子が変。
ドナウ川沿いの王宮・くさり橋と有名所を見て周ったのだが、人が一人もいない・・
そして五分ほどドナウ川沿いに歩くと、そこにはアーケードがあり どうやら今日は祭りらしいことが分かった。
(あとで聞いた話だが、この日は建国記念日だった。)
そこには見たこともない食べ物屋が沢山あり、珍しい民族の踊りも見ることができた。
その賑やかなアーケードを抜けてもブダペスト中の人達が川に集まり何かを待っている。
ドナウ川をみるといつの間にか画像のようなコーンが何本も立ち、人もどこから沸いてきたのか川沿いは全ての人で埋まっていた。
もらったビラを見てみると、このドナウ川でジェット機による航空ショーとレース、そして夜には花火があるらしい。
川には大きなビジョンとスピーカーが所々に設置され、かなり大掛かりな設備であった。
そのビジョンを見ると 過去のレースの映像が流れていた。
くさり橋の僅かな隙間の下を飛行機が入り、コーンの間をありえない速さでジェット機が潜り抜けている。
映画のワンシーンのような大迫力の映像であった。
ショーが始まると、凄い歓声とそれ以上のジェット機の轟音が町中に響くと共に、ジェット機が街に突進してきた。
ドナウ川のコーンを縫うように車体を反らしたり、回転させたりとアクロバット飛行を目の当たりにし、フランスのツールドフランスといい、この日といい自分はなんて運がいいんだろう。と改めて感じた。
ショーの見える絶好の位置で、なぜかぽかんと空いているところがあったので、そこへ行って見ていた。
すると隣にいる 40代のおじさんがありえない体臭を放っていた。
こっちの人の体臭は食生活からきているのか想像を絶する体臭だ。
周りのみんな完全にやられていたが、自分はショーを我慢して見続けた。
その後、王宮の丘から再度ショーを見物し、この日のフィナーレは最後の花火であった。
街がだんだんと暗くなり、花火の開始時間である9時と同時に 町中の電気が消えた。
その中で、くさり橋のみがロマンチックに装飾された電球によって輝いていた。
ヨーロッパでも有名なブダペストの夜景が一瞬にして消え、ちょっと残念がっていると、唯一輝いている くさり橋から花火がドーン!! と轟音をとどろかし、町中の人が息を飲み、その花火に見とれていた。
日本の花火とそれと比べ、こっちの花火は30分間と若干時間は短いが、だらだいした感じがなく クラシック音楽をバックにありえない近さで見れる臨場感とその圧倒的な迫力とロマンチックな演出によって、涙が自然と溢れていた。
こんな経験は今まで一度とない体験だった。
周りは笑顔で見ているのに、自分だけは号泣と かなり滑稽な絵だったと思う・
この時、本当にここまで着て良かった。来年も必ず来る と心から感じた。
自分はテレビの弾丸ツアーが大好きで よく見ていたが、
芸能人が感動してよく泣いているのをみて、景色で泣くものなのかと疑問を持っていた。
しかし、この時 その出演者の気持がやっと理解できた気がした。