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ヒトラー ナチス 負の遺産~ザクセンハウゼン強制収容所

今日はドイツ ベルリンのメインともいえるザクセンハウゼン強制収容所に行ってきました。
こことは違いますが、あの有名なアウシュビッツ強制収容所は ユネスコ 負の世界遺産にも登録されています。

ここザクセンハウゼン強制収容所は1936年に設立された現在のドイツ国内では最大の強制収容所跡。過酷な重労働・ガス室・生体解剖実験等で約10万人もの尊い命が亡くなりました。

まず入り口に『ARBEIT MACHT FREI』と書かれた門をくぐります。
このARBEIT MACHT FREIとは
『労働の果てに自由がある』という意味です。
97aa5e46.jpg


この言葉で人々を駆り立て、この門をくぐった10万人以上の人が、重労働の果てに死が待っていました。

強制収容所から連想することはユダヤ人、ガス室、アウシュビッツというようなものですが、実はザクセンハウゼンやアウシュビッツ等でガス室が使われたのは後半の断片的な部分になります。

ユダヤ人がユダヤ人という理由だけで収容所送りになり、ホロコースト(いわゆる皆殺し)
の方針が決まったのは1941年、正式にそれが発令されたのは1942年だそうです。

※ここでホロコーストを説明すると・・・
ヒトラー政権下のドイツおよび、その占領地域においてユダヤ人などに対して
組織的かつ意図的に行われたとされる大量殺戮を指す。
ホロコースト中にナチス政権によって殺害されたユダヤ人の数は、
一般的に600万人とされるが、それ以外にも反ナチの政治家、ロマ人、スラブ民族、
共産主義者、ポーランド人、ドイツ人の身体障害者・同性愛者なども迫害され大量に殺害された。
犠牲者の数は900万人から1100万人にのぼると考えられている。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照

ドイツに訪れてからというもの、街の建造物やインターネットでこの時代のことに沢山触れる機会があり、毎晩深夜まで色々と考えさせられます。 

そこで、ザクセンハウゼン強制収容所を中心に、参考までにナチス時代の自分が知り得た事と、自分なりの解釈を付けてこれから以下に説明したいと思います。

第一になぜ犠牲者をこんなにも出し、取り返しもつかない大惨事になってしまったのかというと、
やはりヒトラーはこの時代の重要な人物であり、彼の思想にその背景が見えます。
「人間の生存の最高の目的は、国家の維持やあまつさえ政府の維持ではなく、その種の保存である」
とヒトラーは述べています。
ここでいう「種」とは、生物種という人類全体のことではなく、『人種』を示唆します。


このナチスの人種主義は、優秀な人種としてのドイツ人「アーリア人」と劣等な人種として、ユダヤ人・スラブ人・ロマの人々・黒人・アジア人(日本も含まれています。)という人種間の格付けをし、この思想が、大量殺害へと変貌を遂げていったのだと思います。
しかし、第二次世界大戦では 日本・ドイツ・イタリア 三国同盟で第二次世界対戦にてタッグを組みました。
ヒトラーを含むドイツ人の将校たちはアジア人の中でも日本は少し特別な存在として見ていました。

その時代の舞台であったザクセンハウゼン強制収容所に収容されていた洗面所・トイレ・収容棟です。f74049ed.jpg
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623ed7b7.jpg 

続いて生体実験室・ガス室の当時の様子・死体焼却炉などを見学しました。
e9fdcf35.jpg 00033fb5.jpg
173475f7.jpg

強制収容所は三角の形状をした広大な土地にあり、時々さわやかな風が吹きぬけ、鳥や草木が溢れていました。
それに映えるように空が大きかった。
7-2.jpg

まさかこの地でわずか半世紀前に大量虐殺が行われていたとはとても思えなかった。

全てを見終え、駅から含め4時間は歩いたであろう、足はクタクタで体全体が重く、そして心もまた重かった。

火葬場の画像に少し写っているが、どこかの日本の学校がおさめた千羽鶴が架かっていた。
第二次世界大戦の同じ敗戦国であるドイツは、負の遺産を後生に伝えるためにこの強制収容所をはじめ、色々な施設を維持・運営している。
この千羽鶴は同盟国としての立場もあるのであろうか

今の日本の若い世代はこういった同盟国がしてきたことや、日本がしてきた南京大虐殺のような事を学ぶ機会がなく、広島・長崎の原爆などの被害についてだけを教わる。

日本は『被害者』であると同時に『加害者』でもあった事実がある。
ドイツを見習い、日本にも加害者としての日本があったことを決して忘れてはならない。

そして過去から学び、現在に生かして新たな気持ちで生きることが一番大切だ。
Today is the first day of the rest of my life!!!


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